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『君のいちばんにしてよ』櫻井タイキ先生 感想とおすすめ

【商業漫画】感想
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こんにちはあゆです!
読み終えた後に恋や愛について考えるさせられるやつ!
愛のかたちって違うから。
好みが分かれるこの作品、わたしは好きです。

『君のいちばんにしてよ』櫻井タイキ先生 ~感想とおすすめ~

今日は櫻井タイキ先生の「君のいちばんにしてよ」を紹介したいと思います!
高校時代からの友人である里歌と慶一の拗らせた想いを描いた物語です。
この作品、思った以上にグッときちゃいました。

※個人的な評価です。

あらすじ

デザイナーの里歌(りか)は、高校時代からの友人・慶一(けいいち)と同居中で、セックスもする仲。
里歌にとって慶一はずっと特別な存在だったが、恋愛感情がわからない慶一に告白することができず、自分以外にもたくさんの《トモダチ》と寝ている彼のそばで苦悩する日々を過ごしていた。
一方、2人の関係を見守ってきた実(まこと)は、同じ職場のアルバイト・夕(ゆう)からアプローチされるが、里歌との関係を疑われてしまう。
「恋人じゃないのに体の関係があるなんておかしい」というまっすぐな性格の夕の登場により、長い間いびつなまま停滞していた関係に変化が訪れて……。

俺たちは、親友?それともセフレ?
君の「いちばん」にしてよ――。

引用:コミックシーモアhttps://www.cmoa.jp/

 

登場人物の紹介

【攻】里歌

  • デザイナー
  • 人に触れたり触れられるのが苦手
  • 慶一の同居人
  • 慶一くんのことが好きすぎて、言い出せない。

【受】慶一

  • アパレル店員
  • 里歌の同居人で高校からの友人
  • 恋愛感情がわからない
  • 性に奔放で天然

実くん:里歌くんと慶一くんの親友。大人しくて優しい可愛い系の男の子。
芦原くん:実くんの職場の後輩で、実くんに一目惚れしちゃった熱い子!

作品の魅力

まず、里歌くんと慶一くんの関係性がもう…ね。じれったい。どうしようも出来ないんだけど。

特に里歌は不憫で。
慶一にとって特別でいたいという気持ちと、慶一が他の男と遊んでも嫉妬しちゃいけないっていう押し殺した感情。その健気さに胸が痛くなりました。「好き」という感情が愛しさと諦めが入り混じった表情で描かれているのが、本当に辛い。

一方で、慶一の無自覚な依存と甘えも見逃せなくって。
自由に見える慶一も、里歌との関係を必死に保とうとしている様子が伝わってきて、心を抉られました。
その健気な姿をみると嫌いにはなれませんでした。むしろ胸キュンです。

それに、実くんと芦原くんのがキーパーソンで。
この二人が与える影響が、この物語の見どころだと思います!

エッチなシーンも素敵でした♡
絡みは多くないんだけど、二人の日常にすーっと溶け込んでいる感じがいい!
特に、お互いの気持ちが通じ合ってからの「好き」連発のシーン、もうヤバいです♡

読み終えての感想

正直、この作品を読んでいると、切なくなります。10年間も想いを抱え続けた里歌くん、本当に不憫で…。
でも、親友の実くんがそばにいてくれて、本当によかったなって思います。
最後に気持ちを伝え合うことは出来たけど、恋に対する根本的な違いがあって…。
でも、人って違って当たり前ですよね。
その違いを認め合いながら、お互いを大切にする関係性。それって本当に素敵だなって。
「恋愛」じゃなくても、そこには確かに「愛」があるんだから良いんだと思えました!

最後に(まとめ)

「君のいちばんにしてよ」は、恋愛感情の複雑さ、人との繋がりの在り方を描いた素敵な作品だと思います。

好みが分かれる作品だと思いますが、BL好きな人はもちろん、人間関係の機微や自分の気持ちと向き合うお話が好きな人にもおすすめしたいです。

ぜひ読んでみてください。

 

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