下巻は糖度高め♡
師弟関係のエッチ最高に滾る!
ストーリー構成も最後まで面白くて読み応えバッチリでした!
『秘密の森の魔術師はのどかを願う (下)』蔓沢つた子先生 ~感想~
こんにちはあゆです!
今回は蔓沢つた子先生の『秘密の森の魔術師はのどかを願う』下巻の感想をお届けします。
上巻に引き続き、下巻も勢い衰えず、すっごく面白かったです!
あらすじ
久々にシャガールの元を訪れたルソーによりラクシュハラ国の第二王子であることをシャガールに知られてしまったフィオ。
ルソーに使った魔術のせいで家出先もバレ、シャガールをも巻き込んでの強制帰城へ。
ところが城に到着後すぐにシャガールが倒れてしまい、回復させるため“魔力を戻す接触”(セックス)をすることに。王族としての立場や国から逃げ続けてきたせいでこれまでシャガールの存在すら知らずにいた自分が好意を伝えたところで想いを信じてもらえないかもしれないという不安を抱えていた。
“どうしたら一緒に居られるか”を真剣に考え始めたフィオの元に国で起こっている災害の報せが入り――?魔力不足な謎の美青年×隠居中のかつての英雄魔術師
魔力供給(セックス)による利害の一致から始まる師弟生活の行方は――?
引用:コミックシーモアhttps://www.cmoa.jp/
作品の魅力
ファンタジー作品としての見応え、世界観の構築、ストーリー構成、完遂度、キャラクターの魅力…どれをとっても素晴らしいの一言です。
お互いを意識し始めてからのエロシーンは文句なしの糖度!もはや魔力供給がおまけのような甘々エッチでした!
魔力満タンなフィオの巨竜討伐シーンは、まさにチート!
王族の中で魔力が少ないと引け目を感じていた彼の自信を取り戻すきっかけとなり、世界のピンチを救うだけでなく、フィオ自身の救済にも繋がる。
さらにはフィオとシャガールが師弟を超えた関係になるきっかけにもなり…ハッピーで胸アツな展開でした!
印象的なシーン
シャガールの豊富な魔力をフィオが溜め込んでいく様子が、濃厚な交わりと比例して描かれる圧巻のベッドシーン。
シャガールがフィオに翻弄されゆく様子や、余裕をなくした恍惚の表情は絶景としか言いようがありません。
お互いを激しく求める師弟2人のエッチは、この作品最大の見どころで、涎ものです♡
必要に駆られて交わっているはずなのに、その抱き方や抱かれ方を見ると、もはや恋人同士のそれにしか見えず…ニヤニヤしっぱなしでした♡
最後に(まとめ)
ファンタジーならではのダイナミックな作画も繊細な心理描写も、どれもが素晴らしく、小説の読後感にも近い見応えある作品でした!
新たに登場するキャラクターも可愛くて、フィオとのコンビをずっと見ていたいほどでした。
また、フィオの家族や王族たちがフィオを愛し大事にしている描写も、読後感を良くする一つだと感じました。
最後に、シャガールがフィオとの出会いによって新たな人生の選択をし、幸せを掴み取るところに好感がもてました。出会うべくして出会い、恋に堕ちるべくして堕ちる…運命なんだと思います♡
個人的には、ルソーのその後が気になってしまいましたが…
性格の悪い攻めも性癖な私としては幸せになってほしいですね。(スピンオフあったらいいなぁ)