『この手を離さないで』の3巻発売、完結おめでとうございます!
傷ついた心を癒す愛の力と、二人で築く幸せな未来への希望に満ちた、心温まる完結巻でした♡
『この手を離さないで(3巻)』咲本﨑先生 ~感想とおすすめ~
今日は、咲本﨑先生の『この手を離さないで』3巻について、感想をお話ししたいと思います。
晴斗と雅の物語もいよいよクライマックス。
晴斗の頭には「結婚」という二文字が。最後まで心をグッと掴まれちゃいましたよね。
※個人的な評価です。
あらすじ
「家族が2人の安心できる場所になればいい」
穏やかで甘い同棲生活を送る晴斗と雅は番同士。
実家への挨拶も済ませ、
晴斗が思い浮かべるのは<結婚>という未来だった。しかし、Ωとして生まれ家族に捨てられた雅にとって
その選択が幸福なものなのかと悩む晴斗は、
素直な気持ちをなかなか伝えられずにいて――…。《世話焼きα×愛を知らないΩ》
繊細でうつくしい究極の運命愛、
ついに完結!引用:コミックシーモアhttps://www.cmoa.jp/
登場人物の紹介
【受】北原 雅
- Ω(晴斗の番)
- 大学生
- 家族と確執がある
過去のトラウマを抱えながらも、晴斗との出会いで少しずつ変化が。
【攻】一条 晴斗
- α(雅の番)
- 大学生
- 面倒見がよく家族関係も良好
裕福で幸せな家庭で育った世話焼き王子様。
作品の魅力
私が思うに、まず一番すごいのは、登場人物たちの心の動きをすっごく丁寧に描いているところなんです。
特に雅くんの変化が印象的でしたね。
最初は自分がΩであることを否定して、αに対して敵意むき出しだった雅くんが、晴斗くんとの出会いを通じて少しずつ柔らかくなっていく様子に、胸がキュンとしちゃいました。
それから、晴斗くんと雅くんの二人が成長していく姿も魅力だと思います。
特に晴斗くんの成長がすごかったですよね。
雅くんの家族問題に直面した時、グッと我慢して見守る姿や、雅くんにとって今、必要な言葉をかける様子に、「あぁ、晴斗くんも大人になったなぁ」って感じちゃいました。
(スーツ姿でオールバックの晴斗くん、かっこよすぎません?)
そして、この巻では「家族」というテーマがすごく深く描かれていると思うんです。
雅くんの過去や現在の家族との関係、そして晴斗くんとの新しい家族を築こうとする雅くんの葛藤。
この対比が物語にぐっと深みを与えていて、読んでいて引き込まれちゃいました。
読み終えた感想
最後の巻にふさわしい、感動的な結末でした。
ページを閉じた時、幸せで、ほっこりした気持ちになりました。
雅くんが晴斗くんとの未来を選び、新たな一歩を踏み出す姿に、心から「よかった。」って思えました。
それから、雅くんの笑顔が増えていく様子。
高校時代のトゲトゲした雅くんが、今ではニカっとヘニャっと笑うようになって。
まさに晴斗くんの愛情が雅にしっかりと届いている証ですよね。
二人の関係性がどんどん深まっていくのが感じられて、読んでいてこっちまで幸せな気分になっちゃいました。
最後に(まとめ)
『この手を離さないで』は、愛することの難しさと喜びを、繊細かつ力強く描いた素敵な作品だと思います。
最終巻では、これまでの二人の歩みが集大成となって、未来への希望に満ちた結末を迎えました。
晴斗くんと雅くんの愛の物語に触れてみてください。きっと、心が温かくなると思います。
そして、読み終わった後は、きっと幸せな気分になれるはず!
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