こんにちはあゆです!
那木先生のデビュー作品だったんですね!
ロストバージンを読むために手に取った作品でした。
クローゼットゲイを拗らせすぎて雁字搦めになっているのが少し悲しかったけど、無事にハッピーエンドを迎えてくれて良かった♡
『恋愛不行き届き 』那木渡先生 ~感想とおすすめ~
今日は那木渡先生の『恋愛不行き届き』について、紹介したいと思います。
実は、スピンオフ作品の『ロストバージン』を読むために、この作品を手に取ったんです。
早速お話していきたいと思います。
※個人的な評価です。
あらすじ
大学の演劇部で衣装製作を担当する若宮鞍馬の秘密は、それはクローゼットゲイであること
そして、ろくに話したこともない一つ年下の後輩・桐島のことを連日オナネタにアナニーしていること。
ミステリアスな雰囲気を纏う桐島は、繊維問屋の息子で、鞍馬が所属する演劇部の仮部員。部の強化合宿中、恒例行事だという乱パから逃れ、頭を冷やすために海へ入った鞍馬を、
自殺しようとしていると勘違いした桐島が追いかけてきて……。ふたりの歯車が噛み合い、動き出す―――。
壮絶な色気を放つ、那木渡初コミックス登場!!
引用:コミックシーモアhttps://www.cmoa.jp/
まず、お話の内容をざっくりとご紹介しますね。主人公の若宮鞍馬くんって、大学生なんです。演劇部で衣装作りを担当していて、将来は自分のブランドを立ち上げたいって夢見てるんですよ。でもね、彼には誰にも言えない秘密があって…そう、クローゼットゲイなんです。そんな鞍馬くんが、同じ演劇部の1つ年下の後輩・桐島くんのことを毎日妄想してオナニーしちゃってるんですよ。ちょっとドキドキしちゃいますよね?ある日、部の合宿中に鞍馬くんが一人で海に入ってたら、桐島くんが自殺だと勘違いして助けに来ちゃうんです。ここから二人の関係が動き出すんですが…果たしてどうなるでしょうか?
登場人物の紹介
【受】若宮 鞍馬
- 大学生
- 演劇部の衣装担当
- クローゼットゲイ
- 桐島くんをオナネタに
【攻】桐島 賢人
- 鞍馬くんの1つ年下の後輩
- 繊維問屋の息子
- 実は前から若宮のことを意識していた?
江本くん:演劇部の先輩で、スピンオフ作品『ロストバージン』の主人公
作品の魅力
さて、この『恋愛不行き届き』、単純なラブストーリーじゃないんですよ。
社会問題も絡めた作品になっていて…正直なところ、好みが分かれる作品だなって思いました。
まず、クローゼットゲイとして生きる鞍馬くんの葛藤がすごくリアルに描かれてるんです。
これは魅力的な点なんですが、同時に拗らせすぎと言うか空回りしすぎと言うか…ちょっと戸惑いました。
それに、鞍馬くんの心情の変化を追うのが難しいんです。
「えっ、なんでそうなるの?」って思うこともあって…これも読み方によっては魅力になるし、逆に読みづらさを感じる原因でもあるかなって。
登場人物たちの気持ちや、抑え込んだ欲望との葛藤が見事に表現されてて…こういう繊細な描写を楽しみたい人には、たまらない作品だと思います。えっちな肉体美も素晴らしかったです。
スピンオフ作品との関係
読んでみて、『ロストバージン』を読むために、この『恋愛不行き届き』を読む必要はあまりないかなと思いました。『ロストバージン』は確かにこの作品のスピンオフなんですが、ストーリーはほぼ独立していて、登場人物の関係性もそれほど深く関わってこないんですよ。
『ロストバージン』の方はストーリーも分かりやすくて、ピュアラブ要素も強いので、BL初心者の方にもおすすめです。ただ、『恋愛不行き届き』には『ロストバージン』のはじまりのエピソードが描き下ろしで収録されているので、そこは見逃せないポイントかもです。
最後に(まとめ)
『恋愛不行き届き』は社会問題や人間の複雑な心理が織り交ぜられていて、読み終わった後もしばらく考えちゃうような作品でした。ちょっと読みづらいところもあるかもしれません。
でも、頑固な拗らせ受と強引な攻めBLが好きな方にはおすすめだと思います。